Cycles オーディオ・ソース・ライブラリ

この4巻からなるシリーズでは、サウンド・デザイナーのRon MacLeod氏が、Cycling '74の革新的な処理ツールを活用し、これまでの作品を拡張する形で、インスピレーションあふれるサウンド・コレクションを継続的に制作しています。

各Cyclesのダウンロード・ファイル内には、44.1kHz / 48kHzの個別フォルダがあります。 ファイルは24ビットのFLAC形式で保存されています。

カバー写真:Marsha Vdovin  

ダウンロード注文時の重要な注意事項:ファイル・サイズはそれぞれ最大1.9GBです。 購入後、ダウンロード手順が記載された確認メールが届きます。

Volume 1: Sustained Encounters

Sustained Encountersは、長期にわたって進化する聴覚環境と展開するアトモスフェアで構成されています。 これらのテクスチャは、長年にわたる映画サウンド・デザインと音響の探求の集大成であるMacLeod氏の個人的な蓄積から選りすぐられたものです。最先端の心理音響処理を使用して個別に「作曲」され、追加コンテンツを邪魔することなく、複雑で興味深く、イマーシブなものになるよう特別に設計されています。

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コンテンツのカテゴリ:

  • Other Realms:リスナーを進化する旅へと誘う、より長く(30秒〜2分)、かつ「異世界」的な楽曲。
  • Atmospheres:無限のイマーシブ・フィールドを提供するように設計された、大きく広々としたループ。
  • Environs:より積極的に関与するループ。空間ではなく「場所」を示唆します。
  • Textural:多様なテクスチャ・ループにより、無限の風景のアンビエンスを演出します。
    Complex:多層構造で、幅広い音域をカバーします。
    High:高いピッチ指向で、時に痛みを感じるほどです。
    Low:空気を押し出すように設計された大きな低音域で、サブウーファー使用を推奨します。
    Events:インシデント、エフェクト、変化をもたらします。
  • Immersion:起伏のある5.1マルチ・チャンネル・バージョンの厳選コレクション。

Volume 2: Unnatural Rhythm

Unnatural Rhythmは、機械的かつ電子的、ファウンド・サウンドやアルゴリズムを起源とする拡張形式(4~32小節以上)の非ドラム的なグルーヴ・ループを特徴としています。 ループのタイトルには、サンプルの正確なBPM表記が含まれており、長いループの小節数も記載されています。 この巻には、全ての該当ファイルにて、Reasonまたは任意の24ビットREX互換オーディオ・シーケンサーで使用可能な24ビットREX形式バージョンも含んでいます。 また、70年代のBuchlaおよびSerge Modularシステムのコレクションから選りすぐられた、ハード・シンコペーションの電子音源の膨大なコレクションも含んでいます。

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コンテンツのカテゴリ:

  • Back Alley Tribal:ファウンド・オブジェ、インダストリアル系のガムラン・サウンド
  • Contraptions:リアルおよび合成派生による、機械ノイズ的なサウンド。
  • Cyclic Waves:やや不明瞭なリズムを特徴とした、振動・波動系のサウンド。
  • Found Sound:現実世界の音を重度に加工し、流用したもの。
  • Grooves:特別なグルーヴに乗る、ビート・オリエンテッドなパルス。
  • Vintage Electronics:70年代のBuchlaおよびSerge Modularシステムのコレクションから選りすぐられた、ハード・シンコペーションの電子音源の膨大なコレクション。
  • X-tended Versions:すべてのカテゴリから選りすぐったループの長い拡張バージョン。 (最大96小節のものも含むこれらのファイルは、継続的に処理され、自然なループ・リピートでイントロに戻るようにミックスされています。)

Volume 3: Incidental Gesture

Incidental Gesture は、アクティブなソニック・テクスチャと蛇行する旋律により、作曲やメディア・プロジェクトに動的、感情的、物語的な表現を提供します。 既存の楽曲に簡単に統合できるように構成されていますが、単独でも十分に機能するように精巧に作られています。 30秒間から3分間の長さに及ぶこれらのファイルは、DAWでの直接使用を念頭に設計されていますが、長時間の再生にも対応できるよう、すべてシームレスにループされています。

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コンテンツのカテゴリ:

  • Horn Based Gestures:軽度から高度に処理されたアコースティック・ホーン・ジェスチャー。生音、処理済み、エフェクトのみ、個別のノート(該当する場合)に分類されます。
  • Melodic Meanderings:メロディをベースにした実験的サウンド。
  • Moody Incidentals:少し質感があり、雰囲気のある「ヴァイブ」を呼び起こします。
  • Narrative Expressions:じゃれ合い的な音表現と、非言語的な語り聞かせ。
  • Rhythmic Beds:リズミカルでありながら、反復のないフレーズ集。

Volume 4: Momentary Incursions

Momentary Incursionsは、より限定的な区切りが必要な場合に使用する、ヒット、イベント、効果、トランジションです。 攻撃的でパーカッシブなものから催眠的で束の間のものまで、900以上の非ループ・サンプルを収録したこのコレクションは、長さがほんの一瞬のものから1分間以上のものまで様々です。

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コンテンツのカテゴリ:

  • Events:モジュラー的サウンド、ざらつきのあるサウンド、金属的サウンド、電子音響をベースとしたサウンドの、より長いジェスチャー。
  • FX:現実音に基づいて構成された、シュールかつハイパーリアルなエフェクト。
  • Hits:エレクトロニクス、メタル、ファウンド・サウンド、処理オーバー・ロードの、短くパーカッシヴな破裂音。
  • Transitions:過渡的なイントロ、エンディング、ビルド、接近通過、尾部を提供するイベント。
  • Waves:複雑なテクスチャによる、偶発的なうねり系サウンド。

Cyclesのデザイン理念

多忙な制作スケジュールの中でライブラリを使用しながら仕事を楽にするにはどうすればよいかについて、数人のプロのサウンド・デザイナーや作曲家に聞いてみたところ、ある1つのコメントが繰り返し現れました。“シンプルであることは速いこと”。 この目的のために、私たちはCyclesシリーズで使用されるスタンダードを、直接的で簡単で、かつ的確なものにする作業に取り組みました。

  • タイトルは感覚的ですが、実際のコンテンツの性質を直接反映するものにしました。
  • 背表紙インデックスは、背表紙の上部にコード化されたシンボルを使用しています。 色はサウンド・ファイルの種類(アンビエント、リズミカル、FXなど)を示します。 矢印の長さは、サンプルの平均的な長さを示しています。
  • ファイル形式は、最大限の利便性を実現するように設計しました。

    ・複数のサンプル・レートを含んでおり、複数の形式をすばやくサポートできます(48Khzおよび44.1Khz)。

    ・24ビットのサンプルを使用し、高度な処理に向けた品質と堅牢性を維持しています。

    ・ユニバーサルなオーディオ・アプリケーションをサポートする .wav形式を採用。

    ・5.1サラウンドの事例は、6 チャンネルのブロードキャスト .wav(SMPTE/ITUオーダー・フォーマット)および他の形式に再構成するための6つの個別チャンネル・ファイルで提供されます。

    ・リズム・サンプルには24ビットのREX形式ファイルを含みます。

    ・すべてのサンプルはエンド・トゥー・エンドでループさせているため、シーケンサーやradiaL、Live、Acid、GarageBandなどのループ・アプリケーションで簡単に使用できます。
  • 各ライブラリの構成は、コンテンツの自然なエッセンスに絞り込まれています。

    ・調べるべきフォルダ数は最小限にしました。

    ・簡単にすばやくスクロールして試聴できます。

    ・ファイル名には定義上の適度な自由度を持たせています。 私たちは、これらのライブラリが単なる目的実現のためのツールではなく、インスピレーションを与えるものとなることを意図しました。 (例えば「スネア風の」音と名付けた場合、それはスネアとしてのみ使用される傾向があります。)
  • インデックスは、各ライブラリのコンテンツに関する、ファイルの長さ、ループ・データ、BPM、ピッチ(該当する場合)といった重要なデータをすばやく参照するためのシンプルで直接的なドキュメントです。サウンド・ファイル・データベースへの統合を容易にするために、PDFとExcelの両方の形式で提供しています。

ライセンス情報

Cyclesのファイルは、他のサウンド・ライブラリに含める場合を除き、追加のロイヤリティや使用料なしで、購入者が自由に使用できます。

一部の長いファイルの性質上、これらは購入者のオリジナル作品として表現される単独の作品として使用することはできません。 ファイルをユニークなものにするために素材が追加されたり、独自の処理によって大幅に変更されたりする可能性があります。 メディア作品(映画、ビデオ、DV)の場合、サウンドFX、ダイアログ、アンビエンスは十分な追加素材とみなされます。 本作品のソースおよびアート形式を尊重して頂けますと幸いです。